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代表紹介

2013年1月、シンガポールへ移住し、同年9月に現地で長女を出産しました。両親など頼れる人のそばにいない不慣れな土地での育児は、相談する先も乏しく、些細なことにもあたふたし、とても心細かったです。

産後3ヶ月で、フルタイムの仕事へ復帰することになり、娘の預かり先として、保育園やナニー(育児経験者のおばさん)など探しましたが、条件や費用面で折り合いがつかず、メイド雇用を検討することになりました。

しかし、メイド探しに想像以上に時間や労力がかかり、断念しようかと…一度は諦めかけた矢先に、運良く素晴らしいメイドと出会うことができ、彼女の理解と協力のおかげで、仕事と育児の両立が叶い、充実した毎日を送ることができました。

仕事復帰後も、母乳、布おむつを続けることができたのはメイドの協力があったからこそだと感謝しています。また娘と過ごす限られた時間も家事はメイドに任せ、娘と思う存分向き合うことができました。

『子育てする家庭、共働き世帯にとって、シンガポールの環境はとても恵まれている』と思います。

生後2ヶ月から預けられる保育園、赤ちゃん専門の産褥アマ、ナニー、ベビーシッター、そして住み込みメイド。

家事育児アウトソース先の選択肢が豊富なことに加え、母親になっても、自分の時間を使うことを後押ししてくれる環境、周りの理解があることは、本当にありがたいことです。

 

2014年12月末、15ヶ月の長女が難病を発症し、緊急手術のため娘を連れ日本へ一時帰国することになりました。

夫もメイドも不在で過ごした1年半は、退職、娘の入院、手術、リハビリ、家事、そしてこの先娘はどうなり、自分はどうなってしまうのかという心配と、後ろ向きなことばかりが頭をよぎる毎日でした。

両親や親戚、知人からの応援もあり、とてもありがたく思うと同時に、負担や迷惑をかけてしまう申し訳なさを常に感じて過ごす日々の中、通院先の病院での他の病児育児ママとの会話から、様々な思いや感情、疑問が沸き起こりました。

 

日本でも家事育児(病児も含め)をもっと気兼ねなく、気軽に安心してアウトソースできる環境を整え、ママと、ママを取り巻く周囲の意識を変えていきたい。

 

シンガポールでのメイド経験を通して、その体験を発信していくことや、育児環境を作っていくことが私のできること、すべきことと感じました。

そして、2016年夏にシンガポールへ戻り、メイドエージェントを立ち上げることを決意しました。

 

特に海外生活では、近くに頼れる家族や友人がいない状況で、家事育児のほとんどを母親がこなさなくてはならないことが多くなります。

子供ともっと向き合いたいのに、『今〇〇しないといけない』と時間に追われ、心の余裕を無くして子供や旦那にあたってしまい、自己嫌悪に陥ってしまう方はたくさんいらっしゃいます。

 

シンガポールにいるからこそ体験できる住み込みメイドというサービスを、より多くの日本人家庭に、安心して体験して頂きたいと思います。

そしてママになっても、もっと自分の時間を有意義に過ごし、家事以外のことにも心を配り、子供との時間を楽しんでもらえればと願っております。

しかし実際のところ、メイド探しは時間と労力がかかりますし、雇用主としての目を肥やす必要もあります。

本来はすべてのエージェントがきちんとメイドをスクリーニングして、適性のあるメイドだけを紹介するべきなのですが、実際はそうではありません。

Singbest Maid Agencyは2017年7月にフィリピン大使館からの公式認定を受け、シンガポールにおいて日本人初のメイドエージェントの運営を開始しました。

 

メイドとしての雇用歴や評価・スキルはもとより、適性や人柄を総合的にスクリーニングし、信頼できるパートナーとなり得るメイドだけを紹介していくことを理念に掲げてます。

また、雇用主への事前ヒアリングに重点を置き、その家庭にあったメイドを紹介、もちろん雇用後のアフターフォローにも力を入れています。

 

どうぞよろしくお願いします。

LUMINUS HUMAN RESOURCES PTE. LTD. 代表

​前田 真紀子

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